デパート

高島屋が好きだ。

キラキラしていて、何でも揃っていて、いつ行っても発見があって、老若男女たくさんの人がいて活気がある。全フロアの店舗配置が頭に入っているレベルで好きだ。好きすぎて高島屋が散歩ルートだった。バレンタインの催事のBGMが口ずさめる程には入り浸っている。

 

高島屋と名前がつくところはすべて同じ世界観が共有されていると思っていたから、東京の新宿高島屋に初めて来た時は愕然とした。

暗い。雰囲気もなんだけど、物理的に暗い。パーンとした白い明るさがなくて、実家みたいな照明だ。

人も少ない。コロナ禍というのも勿論あるんだろうけど、それにしたって少ない。店舗ラインナップも若者向けが少ない印象がある。

 

都会の喧騒から逃れられてゆったりとした時間を過ごせるので、これはこれで趣があって愛おしいんだけど、高島屋はどこもキラキライケイケドンドンという幻想を抱いていたのでびっくりしてしまった。立地的にもちょっと隠れ家っぽさある。最初全然辿り着けなかった。え、これ向こう側どうやって行くの?橋みたいなん越えないとダメなの?ていうか新宿って名前のつく駅たくさんありすぎでは?

東京は百貨店がたくさんあるので、制覇したい所存。